26章 小さな約束ー自信はこうしてよみがえる

 何をやってもうまくゆかない人もうチョットというところで失敗してしまう人は、過去に不合格や失恋、敗北など挫折の経験があり自信を失っていることが多いものです。一度失った自信を取り戻すのはなかなか難しいことです。それはまた同じ失敗を繰り返すのではないかという不安と、そうなったらどうしようという恐怖感が先に出てしまうからです。でも大丈夫、それを乗り越えるよい方法があります。

 それは失った自信を早く取り戻すことです。自信とは自分を信じられる「チカラ」で、それは行動力の源です。
仕事をするにも恋をするにも好きなことをするにも勉強するにも、行動をおこすにはエネルギーがなければなりません。しかし自信を失うと行動エネルギーも失われてしまい、やりたくても出来ない状態になります。これが「電圧低下、気の不足」という意味です。

 人は誰でも次のような願望を心の底に持っています。この3つが満たされたとき心は安定し自信が満ちて正しい行動を取ることが出来ます。
  1喜ばれたい。
  2認められたい。
  3分かって欲しい。
 ところがそれが満たされないとき、心ならずもゆがんで間違った行動に走ることがあります。するとそんな自分がイヤになりヤケをおこしてますます変な行動を取るようになって人間不信の悪循環に陥ります。

 ではどうすれば自信を取り戻すことができるでしょうか。そのキーワードは「小さな約束」です。まず第一に今すぐに確実にできる約束を自分自身にしましょう。たとえば部屋が散らかっているので片付けたいと思っているのに、どうしてもそれができないとしましょう。本当は自分はきれい好きなのに、片付けることが出来ない自分自身がイヤになっています。さあここがポイントです。次のようにしてみましょう。

1片付け宣言 「よーし!9時までに机の上の本を整理してしまうぞー!」よく高校野球で選手宣誓がありますが、あんなイメージで大きな声を出して自分に宣言するのです。そしたらすぐにそれに取り掛かりましょう。何、その気になれば本の5冊や10冊の整理など、ホンの朝飯前に出来てしまいます。今まで出来なかったのではなくて、どうしてもその気になれないので、やらなかっただけなのです。やってみれば簡単なことでした。

2表彰式「ヤッター!ヤッター!バンザーイ!バンザーイ!」と手を叩いて喜びましょう。そしてついに片づけが出来た自分をほめて表彰してあげましょう。あるいはごほうびをあげてもよいでしょう。すると何となくうれしい気持がして、こんな自分でもやれば出来るんだという気持がわいてきてとてもうれしいものです。

 宣言→実行→表彰式、を何回も繰り返してゆけばよいのです。初めの内はこれを何度も自分でやるのですが、そのうち家族や友達やあなたの周囲の人たちが半年を過ぎた頃からその努力を認めてほめてくれるようになります。もうこうなればしめたものです。自分でも知らない間に、やれば出来るという自信がついてきて、それがますます自分を強くしていってくれます。「継続は力なり」根気よく続けてゆきましょう。

*成功のポイント
1必ず出来るということだけ宣言すること。またダメだったと言う挫折に逆戻りさせないために、無理なことは初めからやらないで出来ることだけを宣言するようにしましょう。
2最初は人に言わないで、自分ひとりで成功体験を数多く経験してください。そのうちに周囲の人が認めてくれるようになります。

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