29章 7つの願い
人は誰でも7つの願いを持って生きています。現代は物質主義拝金主義がはびこっていて、地位名誉財産で人間を評価する時代のように考えられていますが決してそうではありません。この7つの願いが満たされたとき、本当の意味でその人は幸福といえるのです。
すべての人の7つの願い
1 「自由になりたい」
2 「愛されたい」
3 「信じてほしい」
4 「認められたい」
5 「分かってほしい」
6 「ほめられたい」
7 「役に立ちたい」
1の自由とは単に勝手気ままにできるということではなく、何物にも束縛されない自分というものをしっかり持っているということです。それは欲に目がくらんでいる状態、何かに依存しなければ生きてゆけない奴隷状態の反対で、真の人間性が確立しているという意味です。
2の愛は自分に愛を持って相対してくれる人がいるということです。しかしそのためにはまず先に自分自身が人を愛することが大切です。それは愛が魂の栄養だからです。
3の信じられるということはまず自分自身を信じられるかということで、次には自分が心から信じられる人がいるということです。信頼の基本は「約束を守る」ということからスタートします。けっして小さなことでもおろそかにしないよう心がけたいものです。
4の認めるということは、自分も含めてどんな人でも必ず素晴らしい力をもっていることを認めることが大切です。自分はダメな人間だと認めたら決してその能力は出てきません。その能力には個性があるので、その人固有の能力を認めることが必要で、自分を認め我が子を認め夫を認め部下を認めれば、社会全体がいくらでも進歩向上し無駄な争いのない平和な社会を実現することができます。
5は自分の気持ちを理解してくれる人を持つということがいかに重要かです。誰かに気持を分かってもらえるだけでも随分救われることが多いものです。そのためには自分自身他人の気持を理解してあげられるよう努力することが大切です。
6のほめるということは、気持を明るくし希望を植えつけてくれる大きな働きがあります。ある校長先生の話に、どうにも手のつけられない生徒がいたのですが、その子の長所を徹底的にほめ続けた結果今では会社の社長に出世して成功したということです。
7の人の役に立ちたいという願いは、人生最高の喜びです。それは魂の奥深くからフツフツと沸き出でるとてつもない大きな歓喜です。どんなにお金儲けがうまくてもいい家に住んでおいしい物を食べてきれいな服や宝石で着飾っても、それは自分ひとりだけのそれなりの満足に過ぎません。しかし多くの人の役に立つということはその何千倍何万倍の喜びとなって返ってきます。釈迦もキリストもマリアテレサもすべて人のために生きてきた人は、そこから得られる無限の喜びを知っているからできたのです。もしあなたが毎日を満たされないで生活しているとしたら、1日一つ家族でも他人でも人に喜ばれることをしてご覧なさい。必ず大きな喜びを与えられることでしょう。
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