35章 心が動揺したときは

 毎日の生活の中では色々な事があるものです。特に言葉の暴力で傷つけられたとき、理不尽な言いがかりで自分が悪者扱いされたとき、突然の大きなショックでパニック状態に陥ったとき心は最も動揺します。その時怒り、恨み、憎しみ、悲しみ、後悔の感情が激しい大爆発を起こします。

 しかし実はこんなときが自分を成長させる最高のチャンスなのです。よく「挫折や苦労を知らない人間はもろい。」と言われますが、このようなピンチこそが本当は自分を飛躍させるチャンスであることを知りましょう。この時どのような受け止め方をするかで、それから後の人生が大きく変わってきます。

 激しい感情の赴くままカーッとなってやみくもに対すると、気のエネルギーを多量に消費するだけでほとんどよい結果になることはありません。それよりここはひとまず心を落ち着けて、さてどう対処するのが一番良いかを冷静に考えることが一番です。しかもそのようにして得られた答えは、その後の展開がとてもうまくことになります。

 自分を苦しめる悪い奴だと思っていた取引の相手が、後にはその冷静な対応を気に入ってくれてかえって自分の味方になってくれたという実例があります。

 また仕事上で大きな問題が出てきて絶対の大ピンチに陥った会社があります。しかしこの問題は必ず解決する方法がある!と強く信じて全社員で冷静に必死で考え抜いた結果、ついには問題を解決することが出来ました。その時のノウハウが今度は他社にはマネのできない独創技術となって、ついには業界ナンバーワンになることができたという実例もあります。

 このように難問題は、今までのやり方ではない全く新しいアイディアを実現する千載一遇のチャンスである、ということを認めましょう。また自分を害そうとする悪い奴は、実はそうではなくて自分の能力を引き出してくれる有難い人生コーチであるということを知りましょう。

 しかしそうはいっても感情が激しく興奮している渦の中にいては、冷静に考え対応することは不可能です。そこでこんなときは次のフレーズを何度も唱えて実行してください。

「手足を動かし、口を動かし、体を動かし、心鎮めよ!」

 これは次のような原理による科学的にも合理性の有る方法です。
人を行動をすべて司る脳は3層構造になっています。
地上1階は本能、2階は感情脳、3回は理性脳となっています人の行動を支配する力は本能が最も強く、次が感情で、残念ながら理性が最も弱いのです。これはどんな人にも共通しています。

 そこで感情脳を沈静化するための有効な方法が、運動神経回路を活性化することです。といっても何も難しいことはありません。簡単に言えば、その場から離れて思いっきり体を動かして掃除を始めたり、外に走りに出かけたり、カラオケボックスで大声で歌を歌ったりすればよいのです。要は神経回路がしっかり切り替わるほど数時間体を動かし汗をかけば、気がついたとき自然に感情は静まっています。また万一興奮しだしたら何度もこれを繰り返せば必ず心の同様は止まります。

 たったこれだけのことを実行するだけで、あなたは健康で強く賢く大きな人物になり成功を手に入れることが可能になります。たとえ今すぐ出来い人でも何回もトレーニングすれば必ずいつの日かできるようになりますから安心して訓練に励んでください。

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