41章 星は今も輝き続ける

 星は最後に大爆発を起こしブラックホールとなってこの世からなくなります。しかし私達は地球でその光り輝く姿を、何万光年もの間見ることができます。なぜならその光の波は星が消えた後も、長い期間かかって私達の地球に到達するからです。

 これと同じことが人間についてもいえると私は考えています。人は亡くなって肉体を失った後も、その人固有の「気・生命エネルギー」は一定期間この世に残ります。それは人がこの場から過ぎ去った後も、「残り香」としてあたかもまだそこにいるかのような雰囲気が漂っているということです。

 このことは重要で、人の死がただちに人間の消滅を意味しないということです。これを宗教では霊魂といいますが、私は人は死んだ後も一定期間その人の「気」がこの世に留まっていると表現しています。ですからもし仮に最愛の人を失ったとしても、嘆き悲しむ必要はないということです。

 それよりもむしろその人の「気」が、この世に残された親交のあった人たちを「あたたかく見守り守護してくれている」と、感謝することがよいと思います。それは日航機が墜落して自分がもう死ぬしかないと分かったとき、残された家族の幸せを願う手記が見つかったという事実からも分かります。

 私は父を20才のときなくしました。そのときは本当に悲しくて明日からどうしようかと悲嘆にくれたものです。あまりの悲しさに、それから後は父の墓参りを欠かさず続けていました。するとそのうち何か困難なことが起きたり、行く道を踏み外しそうになると、不思議と助けがあるようになりました。それはカーナビで進むべき進路を常に正しくナビゲートされているようなものです。人間知を越えた何か不思議な力に導かれているような気がしてなりません。
 このことは父ばかりでなく、今はない母も、祖父母も、恩師も、皆が私を天から導いていてくれるようなそんな気がします。その導きを正しく素直に受けるコツは、両親や恩師や家族や今まで出会った全ての人々に毎日感謝の祈りを捧げることと思います。そしてご縁のある人には出来る限りこの仕事を通じて、少しでお役に立てるよう健康と幸せづくりのお手伝いをさせていただこうと思っています。

 父も母も皆、私の心の中で毎日生き続けています。人は亡くなっても生きています。星が今日も輝き続けるように。

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