25章 気の不足はどうして分かる

 私たちの体は約50兆個の細胞で出来ています。細胞はエネルギーを使って活動したり、新陳代謝を繰り返して毎日を健康に過ごすことが出来ます。

 しかし気の理論ではエネルギーが切れるとその活動は低下し、また新陳代謝も衰えて急速に細胞は老化してゆきます。すると全身の細胞は老廃物がたまり硬くなるという特徴があります。このことは健康な子供の体がゴムまりのように柔軟であり、高齢化するにつれて硬くなることでも分かります。体だけではありません。脳の細胞も若いうちはしなやかで柔らかいのに、年をとるにつれて固くガンコになってきます。まさに柔らかなアタマと固いアタマの差です。ここにカギがあります。

 気が不足すると自覚的には疲労感が強くなり休みたくなります。肩がこったり足腰が痛む人もいます。自分の体の一番守りの手薄なところに症状が現れてきます。
 
 しかしそれをカフェイン飲料やアルコール飲料あるいは痛み止めで消してしまうと、エネルギー残量がどの位あるのか分からなくなってしまいます。場合によってはマイナスとなり、エネルギーの借金状態に陥っているかも知れません。病気はこうして知らぬ間に莫大なエネルギーの借金を作ることによっておこります。
 
 ところが万物の霊長である人間には、気がどの位あるかを知る素晴らしいシステムが備えられています。それがツボです。気を見るツボは私が治療経験から発見したもので、頭部、後頚部、肩甲間部、腰部、足底部にあります。
 
 ツボをおさえて固いしこりのような塊を触れたり、飛び上がるような鋭い圧痛があれば、気が不足していることを示しています。硬ければ硬いほど、痛ければ痛いほど気の不足は大きく、正常な健康状態であれば柔軟で痛みはありません。もし分かりにくければ誰かにツボを押えてもらって左右を比較するとよいでしょう。毎日自分の現在のエネルギー状態を知ることで、健康を維持しながら素晴らしい人生を送ることが出来ます。

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