23章 潜在治癒力を引き出すには

 人は皆誰でもが必ずその人特有の潜在能力を持っています。それは病気に関していえば潜在治癒力という言葉で表され、まさに秘められた宝物です。地中の奥深くに埋蔵されている金の鉱脈や石油の油層と同じで、掘り出してもらうことを待ち望んでいます。しかし多くの人はそれを眠らせたままで、役立たせる機会を失っています。
 自然治癒力が表にハッキリ出てこないと、潜在治癒力となっていつまでも病気の状態が続くことになります。あるいは半健康状態のまま十分に自分の力を発揮できずに、中途半端なままで終わってしまいます。
 ではそのようにならないためにはどうすればよいでしょうか。潜在能力を表に出すには工夫が必要です。
強い気を体の奥底から湧き出させて、自己の気・生命エネルギーを高めるようにすればよいのです。それには「気の体操法」が最も簡単で誰にでもできます。

1まず両足を大きく開きしっかり立ってください。
2相撲のしこをふむ要領で、足を深くまげて腰を落としおへその下の気海というツボに神経を集中します。
3肘を曲げてこぶしを握りしめグーをつくります。
4掛け声をかけながら脚を伸ばし一気に立ち上がります。このとき同時に腕を伸ばして手をパッと開きます。コツは天井に向かって10本の指先から気のエネルギーを噴射する気持で行います。
5お腹の底から次のような掛け声をかけながらやれば、全身が温かくなり気がみなぎってくるのが実感できます。
「気が出た 気が出た 元気出た!」
「大きな力が湧いてきた!」
「強い力が湧いてきた!」
「ヨイショ!ヨイショ!ヨイショ!」
「パッ!パッ!パッ!パッ!パッ!」

特に朝起きてすぐと、仕事中に疲れが出てきたら10回繰り返すと効果的です。体が温かくなり不思議に元気が戻ってきます。

「パッと運動」の効果
1セロトニン効果 パッと手を開く単純な動きは、セロトニンの分泌を促進し、やる気と行動力を活性化します。
2抗不安効果 すばやい手の動きは脳の運動中枢を刺激して、不安神経回路を抑制します。不安感と恐怖心が緩和されて自律神経が安定します。
3抗ストレス効果 かけ声をかけて運動することで、体内に力がみなぎってきます。ストレスに負けない強さを得ることができます。
4ボケ防止効果 昔から手先指先を使う人はボケない、と言われています。事実手の神経は脳細胞のかなりの部分に直結しています。特にパッと手を開く動きは脳細胞を刺激して活性化します。気功などを見ても、手の先には気を出す効果が経験的に知られています。
5足腰の強化効果 スクワットと同様に、この運動は骨盤や下半身全体を強化することで、筋力低下と転倒を防止します。痛みが出ない程度に行います。
6血行改善効果 全身運動ですから短時間に全身の血流を改善します。
7気の循環効果 人は苦しいとき拳を固く握りしめて歯を食いしばろうとします。パッと手を開くと、心に握っていたものを放して楽になれます。


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