東洋医学の世界へようこそ  ©YTI
(初めてご覧になる方は「はじめに」からお読み下さい。)

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9章 気の流れ
 東洋医学では、体を縦に14本の「経絡(けいらく)」と呼ぶエネルギーの通路が走行していると考えています。電気の送電線あるいは電気コードを電気が流れて機械や電気製品を動かしているのと同じことです。 ところがその一部にショートがおきたり電圧が下がると正常に働かなくなります。これが病気の状態です。
 人体は実に良くできていて、どこに異常がおきているかがツボの反応で分かるシステムになっています。しかもそれは自然治癒力を、より早くより十分に発揮できるよう触媒の働きを持っています。先人はこのことを直感で知っていて、それを医学に応用していたものと思われます。これが東洋医学の原点であり、しかもそれは副作用の心配の少ない、有効性と安全性の高い自然治療法です。ですから今日まで4千年の長い間連綿と伝えられてきたものです。
 私たちはこの世界にも例を見ない独自の医学を再評価し、もっと身近に気軽に大勢の方たちのお役に立ちたいと考えています。セルフケアの原点、それが東洋医学の手当てであると思います。

 
8章 
    

                                                                     
6章 エネルギーロスをなくす/省エネルギー運転                   
1気の転換 (同じことをいつまでもクリクリ考えていると、気・エネルギーの大きな損失となる。早く他のことへ気を転換する。特に苦しい中で楽しいことうれしいことを考えることが貴い。脳は同じ神経回路ばかりを1時間以上使っていると、極端に疲労してよい働きができなくなる。夜中難しいことや考えてもどうにもならないことを考え続けると。無駄なエネルギーを多量に消費して神経回路に誤作動を生じることがある。頭のよい人ほど切換え訓練ができていないのでエネルギーロスが大きい。)

2繰越し苦労、取越し苦労をしない (過ぎたことは早く忘れる。まだ来ていない不安なことを考えすぎる必要はない。準備をしっかりしておけば、何も不安に思う必要はない。)

3対人関係では、特に自分をいじめ人、厳しいことを言ってくれた人を、自分を磨きたくましく鍛えてくれる鬼コーチと思って感謝する。これが自分を天下無敵の強い人間に成長させる原動力となる。いつも心の中で○○さんありがとう!といい続ける。これを真剣に3ヶ月やれば思っても見ない大きな展開がある。

4淡々と生きる(あまりに神経をいろいろなところに興奮させていると莫大なエネルギーを消耗してしまい、本当に必要なときにエネルギー不足に陥ってしまう。普段はできるだけあっさりさっぱりとしていると、無駄なエネルギーを消費しないで済む。)

     



                                   
4章 

                        
3章 気の不足が病気を招く
 私たちは常に何らかの気を帯びています。それは電気コイルの巻かれた「電磁石」であるともいえます。電磁石のパワーが強いほど磁力が強力になり、砂金などを沢山吸いつけることができます。しかし電圧が低いといくらも金を吸着することはできません。要するに「気・生命エネルギー」の強い人のほうが健康も、お金も、幸福もより多く自分の方へ引きつけることができるのです。だから「気」を大きく強くしなければならないのです。

 これは対人関係についても言えます。相手よりも自分のほうが気が大きければ交渉ごとはこちらに有利に運ぶことができます。しかし相手のほうが気が大きければ向こうに有利な結果となってしまいます。仕事でいやな取引先と会うときや、難しい仕事を任されたときなど普通なら逃げ腰になってしまいます。これでは初めから気合負けしているのでなかなか交渉はうまくまとまりません。気の医学の考え方では気の大きい方に有利に運ぶという法則が働きますから、こんなときこそ気を増やしてから交渉ごとに臨むべきです。

 嫁姑関係でも同じです。一般的には嫁でも姑でも性格や性質がきついほうが勝つと思われがちです。しかし気の医学では違います。持っている気のエネルギー量の多いものが上位に立ち、少ないものがそれに従うことになります。気さえ十分に蓄えておけば、何も力を振りかざしたり言葉で相手を脅かしたりしなくても、ニコニコ笑顔で接しながら相手を自分の方に調和させてしまうことができるのです。

 人生山あり谷ありですから色々なことがやってきます。しかしエネルギー不足にさえ陥らなければ何があっても大丈夫です。気はマイナスの出来事をプラスに転換してしまう力があります。一時はどうなることかと思ったが、却ってそれで良くなってしまった、というように仕向けることができます。「災い転じて福となす」ということわざは、まさに気の医学のためにあります。

          



1章 東洋医学は経験医学  
  痛いところに思わず手を当てることで痛みが和らぐという経験は誰にでもあると思います。私が小さかった頃思いっきり足をぶつけて泣いていると、母が駆けつけてきて手のひらで痛いところをさすりながら「痛いの!痛いの!飛んでいけー!」と息をフーフー吹きかけてくれました。すると不思議なことに本当に痛みが消えてしまっているのです。これが「手当て」の原点で、「痛みの気」が母の癒しの愛で吹き飛んでしまったのだと思っています。

 治す人の愛と、治される人の信頼感とが一つの気で結ばれて、それが自然治癒力を最大限に発揮させて自然に病気が治るのです。だから東洋医学は「気」が最も大事だと私は考えています。

 東洋医学は今から4千年以上前に中国で起こり、奈良時代に日本に伝えられました。それは数多くの治療経験に積み重ねられた経験医学です。経験医学は、理論理屈が先にあるのではなくて、あるtuboが病気を治した、という治療経験が何千年のうちに数多く積み重ねられて伝えられてきた医学です。古典のバイブルとされる「素問霊枢」、「難経」、「十四経発揮」などは、後世体系化されて医学書となったものですが、その原点はこの「手当て」にあると思います。

 現在のように医療も発達していない医者にかかることもできない時代には、民間療法といって自分の病気は自分で治すという「セルフケア」がどこででも行われていました。その最も有名なものが松尾芭蕉の「奥の細道」に出てくる足の三里の灸です。このツボは足を丈夫にし、胃腸系の機能を高め、全身の活力を活発にする作用があります。旅人はここに灸をすえるとことで、旅行中健康に過ごすことができるということを経験的に知っていたのだと思います。
 

はじめに
 私の治療院を訪れる患者さんの多くは、20代から40代までのまだ若い方達です。今まで東洋医学治療などに全く縁が無い初めて体験するtubo療法が、薬も使わずになぜこのような効果を現すのかと大変驚かれます。
 そこで今までの専門書にはない、東洋医学に初めて触れる人のための入門書としてこれは書かれています。内容も当院での治療経験を基にした治療を受ける人の身になった実用的なガイドブックを目指しました。出来るだけ多くの皆様が東洋医学への理解を深め、毎日の健康管理にお役に立てて頂ければ幸いです。
                                                    2004年3月 著者